【小説のモデルにした実在の人物たち】フランク・アバグネイル

最近、寒くなってきましたね。

いかがお過ごしですかー?^^


どうやら巷で好評(?)の、このコーナー。

いよいよ本命の紹介ですぞ~! 笑


という訳で。


本名、フランク・ウィリアム・アバグネイル・ジュニア

世界を股に掛け、FBIを手玉に取った伝説の詐欺師です。


「懲役警察」に登場する元詐欺師、リン・フェンツィー捜査官のモデルにもさせていただいた実在の人物です。^^


映画「キャッチミーイフユーキャン」でアカデミー賞俳優、レオナルド・ディカプリオが演じたことで一躍有名になりました。

彼は主に小切手詐欺、学歴および身分詐称、脱出などの犯罪歴を持ち、航空機パイロット、医師、連歩刑務局員、弁護士など少なくとも8回の身分詐称を行ってます。


驚くべきは若干16歳という若さで詐欺を始めたこと。

何と最初の被害者は実の父親だったという。 笑


その後、彼は小切手詐欺に手を染めます。

当時のアナログ社会ということもあってか、彼の詐欺は面白いほど成功していくことに。

架空口座の転用、小切手、身分証の偽造。彼の詐欺は留まることを知らずにエスカレートしていきます。

中でも公文書の偽造は彼の最も得意とする才能だったようです。


しかし、彼の天賦の才は、そんなものじゃ収まりません。


今度はコロンビア大学卒だと偽り、ブリガム大学で偽名を使って教員助手として一学期社会学を教えていたり(いったい何を教えてたんだろ^^;)

実際に医師として病院に籍を置いたり、中でも凄まじいのは、たった8週間の勉強で司法試験に受かり弁護士の真似事までやってのけます。 笑

この時はハーバード大卒だと偽り、流石にバレそうになって自主退職しているようですが。^^;


そして更に凄いのは、FBIの追跡を何度もかいくぐっていたり、捕まってもアルセーヌ・ルパンばりに脱出を成功させていること。 笑


本当にこんな人がいるのかってくらい凄いですよね。^^;


現役引退後は収監中にFBIに助言をしたことに始まり、その能力を買われ実際にFBI職員として勤務し、小切手詐欺を中心とした捜査に尽力、その後は詐欺専門のコンサルタントなどをして生計を立てているようです。


現在、当然のように各金融機関で利用されている偽造防止の小切手も彼が考案したものだそうです。


当時、彼を追っていたFBI捜査官とは良き友人になったそうです。


さすがに読心術やメンタリズムまでは彼は使いませんでしたが、変装術、偽造、盗みを繰り返し、散々、警察を手玉に取った挙げ句、最後は改心して法の側に付く。

まさにリン・フェンツィー捜査官に瓜二つです。^^;

ついでに言うと、「フェンツィー」は「ペテン」の語源になった中国語の「bengzi」を訛らせた形、「ペンツ」をもじって名付けました。。って、脱線しましたね。 笑


話を元に戻しましょう。

しかし、この彼の華々しい武勇伝には後日談があって、彼の半生の活躍を綴った原作に対しアバグネイルはこう言っているそうです。


「彼(本の原作者)は物語を書いたのであって、私の伝記を書いたのではない」と。


どうやらフランク・アバグネイルという人は根っからの詐欺師のようで。^^


さてさて、世界を手玉に取った伝説の詐欺師、フランク・アバグネイル


皆さんは、どう感じましたか? 笑


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