【小説のモデルにした実際の事件】パトリシア・ハースト事件
うえ~い!どうも、僕です。笑
さてさて、今回は何が出るかな?何が出るかな?~♪←ちょっと古い? 笑
という訳で今回は実在したシリーズです。 笑
前回は実在した人物ということで紹介をさせていただきましたが、今回は僕が小説を書く際、影響を受けた実際の事件を紹介します。
■パトリシア・ハースト事件
きっかけは1974年、一人の令嬢が誘拐されたことに始まります。
彼女の名前はパトリシア・ハースト。
当時、西海岸にSLAというテロ組織があり、彼女はその組織に拉致されました。
彼女はそこで過酷な洗脳教育を受けることになります。
徹底的に隔離され、彼らの巧みな心理的テクニックで人格を作り替えられていきます。
育ちの良かった彼女の口調や思想は暴力的なものにすり替えられ、数年後に再び世間の前に現れます。
完璧なテロリストとして。
そんなある日、娘の安否を気遣っていた資産家の両親の前に、こんな脅迫状が届きます。
「カリフォルニア州の貧民6万人に、それぞれ70ドル分の食料を与えよ」
SLAは政治団体として活動していましたが、そんなものは名ばかりで立派な武装テロ集団でした。
パトリシアは彼らの同士として、自身の親である資産家夫婦を脅迫した訳です。
その頃には彼女は口調も性格も以前のものとは、まるで別人の如く異なっていたようです。
その後、警察と何度も激しい銃撃戦を繰り返したりしながらも、パトリシアは生きながらえます。(悪運が強いですね^^;)
今となっては刑期も終え、マインドコントロールも解けた彼女ではありますが、当時、この事件は全米に大きな衝撃を与えました。
こうなると、まるでカルト宗教ですよね。
形は違えど、洗脳や間違った思想は人を狂わせます。
悪意を持った人間に手足のように使われてしまったりで。
そんな訳で話は少し逸れますが、ついでにちょっとだけ宗教について話したいと思います。
初めに断っておきますが、僕自身は無神論者で、特定の宗教や神様を崇める習慣は全くありません。^^;
ただ、真理を説いて大衆を扇動する心理的メカニズム(集団心理やマインドコントロール)には非常に興味深いものを感じます。
どちらかというと科学者寄りの思想なのかも知れません。
昨今、インターネットの普及によって様々な価値観、常識が覆されてきましたが、宗教もその中の一つなんじゃないかと思い立ち、形にしたのが「懲役警察」の一作目に当たる物語だったりします。
きっかけはネットの某掲示板に触発された方が、政府関連施設を襲撃したという事件のニュースを目にしたのが大きかったかも知れません。
一人がそういった心理状態に陥いるのなら、必ず十名、百名と同じように何処かで触発されている方がいるはずです。
ネットにより世界の距離は明らかに手軽で身近なものになりましたよね。
同時に金、人間、あるいは政治をも動かしてしまう一種の凶器のように思える時があるんですね。
普段は便利なものでも一歩使い方を間違えれば、一瞬で人を傷付けてしまう恐いツールにもなり得る文明の利器だと思います。
元来、大きな集会場のような場所で教祖の人がいて、信者の方々がいて、そういった場所で活動が行われていたイメージが強い宗教ですが、それが、もしネットを介したとしたらどうでしょう?
世界の壁なんて一気になくなり言語も飛び越え、その気になれば人種を問わず、一つの思想を共有するようなことも起こりうるのではないでしょうか。
そして、もしそれが悪用されたとしたら?
そうなると、もはや集団心理の究極形といってもいいかも知れません。
そう考えたら実に恐いですよね。^^;
あながち作り話の世界ではなくなってきます。
スマートフォンに人工知能に無料SNS、VRと科学の進歩は進み僕らの生活はどんどん快適で便利になります。
その一方で、こういった脅威も同時に進行していることも僕らは覚えておかなければならないのかも知れません。
果
たして
、今、操
られ
使
われているのは
機械
の
方
なのか
?
それとも
僕
ら
人間
の
方
なのでしょうか
?^^
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